太陽活動の極小期

ガリレオによって太陽が観測されるようになってから400年が経ちました。

太陽は私たちに様々な恵みを与え、様々なことを教えてくれます。

イギリスにあるノーザンブリア大学の数学者らによる研究チーム(リーダー:ヴァレンティーナ・ジャルコバ教授)によりますと、太陽の内部には異なる層を伝わる2つの波があり、この波が太陽活動を支配するというのです。

1976年から2008年までの太陽活動のデータを使って自分たちの理論を試してみたところ、理論が一致することがわかりました。

次はそのモデルを使って今後の太陽の活動周期中に2つの波の動きがそれぞれどのようになるかを予測しました。

すると、2022年にピークを迎えるであろう第25周期までは2つの波がお互いを相殺する傾向が次第に強まるというのです。

2030年から2040年にかけての第26周期に入ると、2つの波の同期が完全にずれ、太陽活動が60%大幅に低下するという予想です。

仮にこの予想が正しければ、370年間にわたって人々が経験することのなかった、凍りつくような気温が戻ってくることになります。

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歴史は繰り返される

驚くべきはその的中率で、現在の太陽活動についての予測を実際のデータと比較したところ、精度は97%に上ることがわかり、そのことは「全英天文学会議2015」で発表されました。

記録によりますと、1683年から1684年にかけての冬には、イギリスのテムズ川が2ヶ月間、厚さ28㎝の氷で凍結したそうです。

氷はイギリス、フランス、ベルギー、オランダなどの沿岸沖数㎞まで広がり、交易や漁業に打撃を与えたと伝えられています。

この時の平均気温の低下は、おおむね1度未満だったと言われていますが、過去の地球では10年間で平均気温が6度も低下する急激な気候変動も起きています。

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氷河期移行のメカニズム

では、地球温暖化の言葉が飛び交う今、一体どのようなメカニズムで氷河期をもたらすのか。

ひとつは、以前、私のブログでも述べたように、太陽活動と宇宙放射線の関係で大気中に大量の雲が発生し、地球全体で太陽光そのものを長期的に反射してしまうかもしれないことがあげられます。

そして、太陽自体が大幅に弱まってしまうことも考えられます。

つまり、私たちが知っている太陽とは違うものになってしまうかもしれないのです。

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海流の蛇行による影響

それからもうひとつ、氷河期移行のメカニズムで重要なのが「海流の変化」です。

通常、大西洋では南の熱帯で温められた海流が表層を北へ向かって流れ、北大西洋上を東向きに吹く卓越風によって熱を放出します。

すると、冷却されてグリーンランド付近で深海に沈み込み、海流は海底を沿って南に戻り、この海流の循環は「海洋大循環」と呼ばれます。

しかし、最近の温暖化によって北極の氷が解け続けると、北大西洋に流れ込む淡水の量が増加し、表層水の塩分濃度が下がって密度が低下するため、卓越風で冷却されても深海に沈み込まなくなり、海流の大循環が止まってしまいます。

そうなると、卓越風は冷たい空気を吹き続けることになり、北半球が寒冷化してしまうというわけです。

この状態に陥れば、解消されるまで数十年以上を要する場合もあるといい、影響を受けやすいヨーロッパでは100年かかるとも言われます。

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太陽活動の周期的リズム

学者によって、地球寒冷化への反対意見はたくさんあります。

但し、私は太陽と地球の関係性に私たち人間の影響力が及ぶとは考えていません。

地球を支配しているのは太陽であり、その活動には周期的なリズムがあり、その太陽が私たちに教えてくれています。「ちょっと休ませてもらう」と。

過去にあった同じような時代、私たち人類はどのように適応していたのか。

学んでおいて損はないと思います。

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