実践的により長くサバイバルするために雨水を集める

東北地方は6月23日に梅雨入り、南部は平年よりも11日遅れての梅雨入りでした。

ここ数日間は連日のように雨が降り、傘が必要となっています。

私たちの生命維持に必要不可欠な水分。

水道水が飲める現在の日本では、そのありがたみが分かりにくいのですが、飲料水を確保できるか否かがサバイバルの鍵になります。

先月のブログで私は飲料水の必要性や水の集め方について述べました。

今回は、実際に雨水を飲料水や生活用水として採取してみました。


雨降りの日は観察のチャンス!普段から身近な場所を観察する


集水器を雨どいに設置すれば簡単に雨水を集められるのですが、設置に抵抗を感じるのは私だけではないはずです。

しかも、飲料用となれば貯水タンクの水はそのまま飲めません。

苔やボウフラの発生を防ぐためにメンテナンスも必要です。

それでも確かに家の雨どいには多くの雨水が集まるので、これを利用しない手はないでしょう。

屋根が大きければ集まる水も多くなります。

近所にスーパーマーケットなどがあれば、雨の日に雨どいからどれ位の水が流れ落ちているかチェックしてみましょう。

実践!物置小屋の屋根で雨水採取

物置小屋の屋根にも雨が降ります。

こちらは雨どいが無く、水は小屋の屋根背面方向から「ポタポタ」と雫になって地面に落ちています。

そこで私が思いついたのは、磁石で取り付ける受け皿。

今回はダイソーで購入した「ラップ用ボックスワイド」を使用しました。

物置小屋の背面に「ピタッ」と取り付けるだけで、目視上何の異物もない透き通った水を満タンで900ml溜めることができました。

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実践!バルコニーでの雨水採取が想像以上によかった件

最後にバルコニーですが、たまたまこの日の晩は雨が強く降っていました。

私は朝まで眠ってしまい、気が付けば20枚並べて置いた鉢皿8号にはきれいな雨水が溢れるほど溜まっていました。

1枚あたり900mlの雨水が採取できたので、合計18リットルの雨水確保、まさに恵みの雨です。

私が使用したのは、ダイソーで購入した「再生プラスチックを使用した環境にやさしい鉢皿8号」です。

繰り返して川の水を飲める浄水器 ↓

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雨水採取専用にしているので衛生的で、保管する時は重ねて蓋付きのケースにしまっています。

その他、2個の角型タライジャンボ、塩ビ波板6尺を使用して雨水を集めました。

大した雨降りではなかったのですが、4時間で雨水1リットル以上溜まったのは上出来だと思います。

途中、ちょっとした風で塩ビ波板が外れてしまったのでやや失敗気味。

次回までに改善したいと思います。

テクノロジーの進化により携帯用浄水器の登場

あとは採取した水をどのように飲料水にするかですが、結論から言えば、雨水自体はそのまま飲んでも大丈夫だと先月のブログで述べました。

できれば雨水をろ過して10分以上煮沸してから飲むのがいいでしょうとも述べました。

サバイバル生活を送るには精神的にたくましく、ある程度の覚悟を持って生きなければなりません。

どうしても雨水を飲むことに抵抗がある方は、携帯用浄水器があります。

超高性能のフィルターで川や湖などの水をろ過して有害な細菌や微生物を99.9%除去する性能があるので、きっと安心できるはずです。

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雨水と大腸菌、人体に存在する大腸菌

水道水には殺菌剤が含まれているので大腸菌は存在しませんが、人の体内にも動物の体内にも大腸菌は存在します。

一般的に大腸菌自体は無害と言われています。

雨水にも大腸菌は当然含まれていますが、病原性大腸菌は75℃以上1分間の加熱でほとんど死滅します。

人間はそれほど柔ではないので、100%除菌にこだわらなくても生きていけることに慣れることも大切なのだと思います。

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ウクライナ戦争において2022年はじめ頃、ロシア軍の組織的な攻撃によりウクライナの民間人は水、電気、ガスを断たれ、水溜まりやラジエーターの水、雪解け水を飲むことを余儀なくされました。生きるために、必死な姿を映像で見ました。

ジョン・粉