
異常気象が異常気象でなくなり日常に!私たちに求められる適応力
【注目‼】
日本の気象庁では「異常気象」の定義として、「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」としています。
また、世界気象機関では「平均気温や降水量が平年より著しく偏り、その偏差が25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」と定義しています。
さて、私たちが近年において見聞きしている異常気象は、ともするとこれらの定義を超えてしまっていないでしょうか。
ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生に伴う大雨、洪水、強烈寒波と記録的な大雪、夏の猛暑と強風により相次ぐ山火事……。
地球規模で人々の生活に影響を与えるほどの異常気象が毎年繰り返され、その被害が年々拡大しているように思えます。
異常気象がニューノーマルになりつつあるのです!
氷が約7日間残る驚きの保冷力 ↓
ジョン・粉の備蓄。ひと工夫を加える ↓


世界中で起こり続ける異常気象 経験ないほどの猛暑になる2025年夏
2025年この夏、強烈な熱波がヨーロッパの広い地域に深刻な気温上昇をもたらし、各国当局が健康被害への警告を発しています。
スペイン国立気象局によると、6月28日にはスペイン南西部の町エル・グラナドで6月の記録更新となる46℃を記録しました。
これは、60年前の1965年にスペイン・セビリアで観測した45.2℃を上回る国内最高気温になります。
7月1日現在、ポルトガル、イタリア、クロアチアの一部では、最高レベル「赤・厳重な警戒」の暑さ警報が出ています。
スペイン、フランス、オーストリア、ベルギー、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、スロヴェニア、スイスでは次に高い「オレンジ・非常な警戒」の警報が多数出ています。

暑い夏にビールが一層美味しくなる♪ ↓

頻発する異常気象 欧州・アメリカ・アジア・そして日本
2025.06.29 フランス南部
熱波と乾燥により山火事が相次ぎ発生。「ロイター通信」によると、7月8日にフランス南部のマルセイユ郊外で発生した山火事は強風の影響で急速に燃え広がり、鉄道の運休や空港が閉鎖される事態になった。また、一時市民の外出が制限されるなど生活にも影響が出ている。
2025.06.29 ポルトガル南東部・モーラ
最高気温46.6℃を観測。6月としては過去最高を記録した中、ポルトガル中部と北東部の海岸一帯に異様な光景が出現した。海の上に帯状に広がる巨大な黒いロール雲。高温の地域に冷たい空気が流れ込むなどして起きた現象。海側から強風が吹きつけ、ビーチから避難する人の姿も見られた。快晴だった空が、1分ほどで雲に覆われてしまったとのこと。

2025.07.02 ギリシャ・クレタ島
観光地クレタ島で山火事が発生。消火活動が行われるも、強風にあおられ火は民家やホテルに達した。観光客と住民約5000人が避難した。「AP通信」によると、ギリシャ国内では山火事が相次いでおり、今年の夏だけで既に10件以上も発生している。
2025.06.29 – 07.03 トルコ西部・イズミル
トルコ西部の各地で大規模な山火事が発生。この山火事で1万ヘクタールが焼失したとみられ、「ロイター通信」によると、避難を余儀なくされた住民は5万人以上。
2025.07.04 アメリカ合衆国・テキサス州
大雨の影響で7月4日未明に大規模な洪水が発生。氾濫したグアダルーペ川の水位は1時間足らずで1メートルから9メートルにまで急激に増水し、サマーキャンプに参加していた子供たちや大勢の人たち、多くの建物が濁流に飲み込まれてしまった。少なくても120人が死亡し、160人以上が行方不明になっている。
【注目‼】
洪水現場を訪問したトランプ大統領は「破壊の規模、信じがたい」とコメント。
日本の職人が作る鉄製フライパン ↓

王将果樹園 新鮮なくだものが山盛り ↓

2025.07.17 パキスタン・パンジャブ州
パキスタン東部パンジャブ州などを中心に16日朝から激しい雨が続いている。この大雨で少なくても17日までの24時間に少なくとも63人が新たに死亡し、290人がけがを負った。犠牲者の多くが家屋の倒壊により死亡。パキスタンでは6月中旬以降モンスーンと呼ばれる雨期っていて、これまでに全土で178人が犠牲となっている。特にパンジャブ州では被害が大きく、州の首相は「前例のない暴風雨と洪水に見舞われ、州内の複数の地域に非常事態宣言が発出された」と注意を呼びかけた。
2025.07.17 新潟県・上越市
記録的な少雨でダムの貯水率が減り、市民に節水を呼びかけている新潟県上越市で間もなく出穂期を迎えるコメ作りに影響が出ている。本来黒く湿っているはずの田んぼは白く乾いてひび割れてしまっている。稲にとってこのまま恵みの雨が降らなければ、新米収穫どころでなくなることも予想される。新潟県では各地で猛暑が続き、コシヒカリの産地として知られる南魚沼市九日町地区にある一部の田んぼでも同様の異変が起きている。稲の葉が黄色く変色してしまうなどの影響が出ているにも関わらず、農業用水路の水が不足している状態。
チタン製マグカップとカバーのセット ↓

宮城県の紅葉スポット 鳴子峡 ↓

例年よりもかなり遅い2025年の台風発生
2025の台風発生は、例年のそれと比べて非常に遅く、台風1号の6月11日と観測史上5番目に遅いタイミングとなりました。
しかし、日本近海の海面水温は異常に高くなっています。
大気中に含まれる水蒸気の量が多くなると、台風の勢力はより強くなると考えられているので注意が必要です。
また、日本に接近する台風の勢力が弱まりにくくなるのも厄介です。
気象台が発表する情報を正確に入手し、雨風が強くなる前、できれば平時のうちに備えておくことが望ましいでしょう。

雨が少なかった2025年。トウモロコシ畑 ↓

ジョン・粉 愛用 乾電池でも動く扇風機 ↓
想定外の大雪が積もる中、どう歩く!
2025.07.16 – 07.18 韓国・忠清南道瑞山市に519ミリの大雨が降り、韓国各地で山崩れや道路の流出、停電、鉄道の麻痺が相次ぎ数千人が避難した。韓国国民はこの大雨を「空に穴が開いた」と表現している。同じく韓国では 2024.11.27 ソウルに降った117年ぶりの過去最高積雪を「雪爆弾」と表現している。異常気象は日本に限らず全世界で起きている。
ジョン・粉