
食料品と同様に、生活必需品がないと非常に困る。
石油などのエネルギーもしかり。
太陽光パネルで自家発電をしているから安心という過信は危険。
太陽本体の熱エネルギーが小さくなるかもしれないし、毎日毎日雲に覆われる日がずっと続くかもしれない。修理してくれる業者さんがいなくなるかもしれない。九州地方で雪が降り積もるかもしれない。火山の噴石で壊れたり、火山灰が降り積もることだって……。
ミニ氷河期とは、そんな時代。
石油が輸入されなくなれば、あらゆる生活に影響がでるのは必至。農業や漁業も石油なしではできることが限られてしまう。車が動かなくなれば、物流はストップ。ありとあらゆるモノが製造できなくなり、運ばれてこなくなる。要するに、お店からほとんどのモノが無くなる。さらに電力不足が起こり、水道水が止まってしまう。
新型コロナ禍などの非常時や食品ブーム等で…
- マスクが無くなった
- トイレットペーパーが無くなった
- スパゲティが品薄になった
- 小麦粉が品薄になった
- さば缶が無くなった
などでは済まない。東日本大震災ではコンビ二の棚から全ての飲食料品が無くなり、停電のため店内に入れず、行列で並んで店頭販売。納豆やビール、ガソリンや乾電池までもが手に入らなくなった。
便利な現代の日本において、モノが無くなるということは想像し難い。できれば、そんな世界はやって来ないほうがいいに決まっている。 それでも、あえて終末的な世界に備えてみた。
参考までにどうぞ。

東日本大震災で話題になったのが、電源を使わないストーブ。芯がある石油ストーブや薪ストーブ、ガスストーブ。我が家にはないが、薪ストーブがおすすめ。
同じく、調理用にカセットコンロとガスボンベも話題になった。絶対にある方がいい。可能であれば、予備として複数ある方が安心。いざという時、新品が使えるのも気持ちいい。
石油ストーブ、ガスストーブの注意点は一酸化炭素中毒。気をつけよう。
また「携帯用トイレがなくて困った」という話をよく聞くが、お住まいの環境にもよると思う。更に何年間も続くと想定した場合、携帯用トイレがいくらあっても足りなくなる。どういう処理の仕方が自分に一番いいのか、考えておこう。
乾電池はできるだけ単3電池に統一。乾電池の使用期限は意外に長く、ローリングストックで時々わざと使用して消費する。単1、単2電池は単3電池にアダプターを装着して使用。我が家にある乾電池で動くものは、ランタン、ラジオ、小型扇風機(ハンディタイプと置き型タイプ)、給油ポンプなど。必要に応じて、複数持っている。
灯りで使えるのは、ロウソク。真っ暗闇にロウソクの炎が一つあるだけで、何だかほっとする。壁紙が白いと、より明るくなる。普段はカップタイプを使用しているが、食事をするのであれば仏壇などで使う神仏用ロウソクが上から照らしてくれるのでよい。ロウソクは、保存できるのでいくらあっても困らない。
いざという時、かざした手を温めてくれるうえ、物々交換できるかもしれない。但し、火事のもとになるので地震の後や火の後始末、幼い子供などには十分気をつける。
カップタイプのロウソクは「セリア ティーライトキャンドル 12個入り」がおすすめ。ダイソーで15個入りのモノも売っているが、私はできる限り1回で1個を使い切りたい。ダイソー商品は気温が低いと最後カップにロウが残りやすい気がする。セリア商品はそれ程気にならない。キャンドルホルダーを変えるとよく溶けることがあるので、いろいろ試してほしい。溶け残ったロウは、次回使用する時にピンセットでつまんで補充すると無駄なく使用できる。
キャンピングカーや車中泊用にSUV、ワンボックスカーがあれば心強い。場合によっては、南に避難して助かる命もあるだろう。テントや寝袋も無いよりはあった方がいい。アウトドア用品は、いろいろ使える。屋内でも使えるなど、使い方は自由自在。普段から使い慣れておくことが大事。
スマホや家電製品などは、自家発電ができる場合を除き、割と早い段階で使い物にならなくなるおそれがある。