ここポイント④
建物がいくら丈夫でも、火事を起こしてしまえば財産を一瞬にして失ってしまう。ガス調理、タバコを吸う人、幼い子供がいる家庭、落雷、電化製品の不良など、気をつけることも大事だが、万が一出火した場合には、すぐ消火できるよう心掛けたい。また、自分の家だけでなく隣近所が出火した場合でも、迅速な対応ができるようシミュレーションをしておく。

ここポイント⑤
建物から逃げ出す暖かい熱の48%は窓やドアから。その他、壁19%、換気17%、床10%、屋根6%と続く。
日本の住宅の断熱性能が相対的に低いことをご存知だろうか。部位ごとにみれば窓の性能に大きな課題がある。窓の重要性については「窓」先進国の欧州に比べればもちろん、日本と気候が近い中国や韓国にも劣っているのだというのだから驚く。ロシアなど極寒地域で生活している人たちとは、文化も違うし、家のつくりがそもそも違うのは当然なのだ。
電気をつけて使用する場所には思い切ってスタイロフォームで窓を内側からふさいじゃうという手も有効。
日本文化のいい所は、障子。障子はカーテンの二重吊りに匹敵するくらい断熱効果の高いアイテム。

私の体験談③
高気密高断熱の住宅はいい!欲言えば、北海道仕様がいい。車にも寒冷地仕様があるように、私が聞いた話で、都心に新築で家を建てるにあたり「北海道仕様で」とお願いした人がいた。「必要ないですよ」と返事されたそうだが「いや、北海道仕様で」と結局お願いしたそう。当然、その分建築費用はかかるが、その人は安心を手に入れたことだろう。
私のおすすめ⑥
うちは違うが、南極昭和基地に派遣された研究者、専門家が暮らす「南極の家」の大部分をつくっているのが「ミサワホーム」。一部分の部屋だけでもいいので、断熱仕様にリフォームするのもおすすめ。
私の体験談④
冬になると、普段あまり使用しない窓で、しかも畳より小さい窓は厚さ5cmの発泡スチロール板で塞いでしまう。購入するホームセンターにて窓枠の内側サイズぴったりにカットしてもらう。窓から来る冷気をシャットアウトできる。